薬剤師の合格率

2003年度(平成15年度)に文部科学省の規制が緩和されてから、日本全国で薬学部が一気に新設されたり、創設されたりしました。

その第1期生が徐々に薬剤師国家試験を受けるようになってきているのですが、その新たな大学の薬剤師国家試験の合格率は、軒並み非常に高い数字を誇るようになっています。

新たな大学が次から次へと毎年の1位となっていき、まるで薬剤師国家試験の合格率の競争をしているかのように見受けられるくらいです。

第94回2009年(平成21年)に行なわれた薬剤師国家試験の合格率で1位となったのは、愛知県にある愛知学院大学です。

愛知学院大学の薬学部は、2005年に新設されました。

そして第1期生となる学生が受験したのが、この回です。

愛知学院大学の薬剤師国家試験の合格率は、96.21%と、受験したほぼすべての人が合格したことになります。

同じ年、薬剤師国家試験の合格率の第2位となったのは崇城大学です。

崇城大学も、合格率が94.96%という高い数字を誇り、やはり受験したほぼすべての人が合格したということになりました。

そして、この崇城大学も愛知学院大学同様、2005年度から新しく薬学部を設置した大学で、少人数の学生に教員が1人という非常に学習環境の整備に力を入れています。

さらに同じ年の第3位となったのは九州保健福祉大学で、この大学は宮崎県にあるのですが、薬学部は文部科学省の規制が緩和されたすぐの2003年に設置されました。

そして第1期生を輩出した2007年の第92回(平成19年度)実施の薬剤師国家試験の合格率では第1位となる97.50%となり、翌年は薬剤師国家試験の合格率90.00%で第5位となっています。

つまり毎年薬剤師国家試験の合格率では高い数字を誇る大学として定着しつつあるということです。

さらに第4位の同志社女子大学も、学校自体は古く伝統があるのですが、薬学部は2005年度に新設されていますし、第5位の広島国際大学は2004年度、第6位の金城学院大学は2005年度に薬学部が作られています。

この年は、薬剤師国家試験の合格率が90%以上となった大学はすべて、2003年以降に新しくできた薬学部だったということです。

第93回2008年(平成20年)に実施された薬剤師国家試験では、合格率が1位となったのは広島国際大学の94.16%だったものの、第2位は1930年に創設された神戸薬科大学でしたし、第3位は1983年に薬学部を創設した摂南大学でした。

第4位は2004年に薬学部を設置した帝京平成大学、第5位は2003年に薬学部を設置した九州保健福祉大学だったものの、上位5校のうち伝統ある大学も2校入っていましたし、上位5校以降も、軒並み新設の大学ではない大学も入ってきていました。

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